みなさんのお庭等で芝生がすぐに水枯れすることはないでしょうか?
スポーツターフは根や土壌を作ることが基本になります。
根が深いと吸える水分量も多く、水枯れが起こりにくいです。
一度根が深くなっても浅くなることもある⁉
一度根が深くなっても暑さや踏圧のストレスで根が短くなります。
この根上がりが夏芝の衰退の要因でもあります。
どうすれば根が深いまま維持できるのか、なぜそこまで求めるのか?
Showaスポーツピアザの芝生はサッカー等のスポーツをするスポーツターフです。
ある程度のプレー強度に耐えなければなりません。また夏休みでは1ヶ月で200時間も使用することが多いです。その時に根が浅かったり芝生密度が低いと芝生が捲れたり、芝生がなくなるいわゆる”裸地”になります。なので根が深く刺さると芝生が捲れずにプロサッカー選手が使用しても耐えうるスポーツターフになります。Showaスポーツピアザの芝生グラウンドはターフ強度を高めて、ハードな利用でも良いターフコンディションを維持する管理をグラウンズマンが毎日メンテナンスしてます。
根を長く、深く伸ばす管理のコツ
1. 深く、間隔をあけた水やり
週に1~2回、たっぷりと時間をかけて水を浸透させることがポイントです。土壌の深部まで水が届くことで、根もそれを追って伸びていきます。逆に毎日少量だけ与えると、浅根になってしまいます。
2. エアレーションで通気改善
エアレーションを行うことで、土壌がほぐれ、空気・水・栄養が根まで届きやすくなります。特に踏圧が多い場所では効果的です。
3. 適切な施肥
- 春~夏は緩効性肥料を中心に、過剰な窒素を避けながら肥料を与えましょう。
- 秋口にはカリウム系の肥料を取り入れると、根の成長と耐病性が高まります。
4. 刈り高をやや高めに保つ
低刈りを避け、刈高を15㎜~25㎜程度に保つことで、光合成効率が上がり、根の成長を助けます。
根の長さの勝負は夏前に決まっている!!
根は春から梅雨明けまでに根のトレーニングを行います。
その間に如何に根の伸長を確保できるかによりその年に夏芝のターフコンディションやターフクォリティは大きく影響されます。
Aグラウンド 左(Aグラウンド) 右(Bグラウンド)

